2022年8月27日(土)、環境保全ボランティアの活動を実施しました。
※環境保全ボランティアは今年度6月より始めた新しい企画で、里山として利用されてきた小鳥の森を活動場所とし、人の手による生き物のすみかづくりを中心とした活動で、環境保全ができる人材育成、保全を通して人と人との交流の場となることを目的としています。
今回の活動はトンボ池での水生生物調査・観察会、前回の活動に続き低木伐採とコクサギの剪定、下草刈りを行いました。
水生生物調査・観察会ではオニヤンマやヤブヤンマ、オオシオカラトンボなどのトンボ類の幼虫、マツモムシ、アカハライモリなど、計12種の水生生物が確認できました。
アカハライモリは成体4頭に加え、幼生が13頭も採集され、繁殖を確認することができました。
幼生はまだエラがありとてもかわいらしい姿でした。
また、前回の活動場所のコクサギ群落ではカラスアゲハの幼虫の姿も。活動後すぐに環境保全としての目に見える成果がありました。
カラスアゲハの幼虫はヘビの頭に擬態して身を守っていると言われています。胸部を持ち上げている様子もヘビが鎌首をもたげているように見えますね。頭の網目模様もヘビの鱗に似せているのでしょうか。
今回の活動でもトンボ池の生物の豊かさを実感することができました。引き続き動植物の住みやすい環境を人の手で維持管理していきたいと思います。
※小鳥の森での動植物の採集は禁止となっております。