今まで静かだった森の中がにぎわいだしてきました。
よく見られるメジロやヒヨドリにも渡るものがいて、至る所で声が聞こえてきました。
また、混群が形成され始め、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラなどの群れも見られました。
そんな森の中を歩いていると、道の脇の藪からバサッと何かが飛び出し木にとまりました。飛び立つときに灰色がかった背面が見えましたがヒヨドリではないと思い、とまった木のあたりを探してみると・・・
ツツドリの幼鳥でした。
ツツドリを含むカッコウのなかまは渡りの時期に幼鳥が見られることがあります。今回見られた個体も渡りの途中と思われます。
また、小鳥の森では秋から冬によく見られるアカゲラ、ヒガラも確認できました。
他にはこちらも渡りの途中と思われるカケスの声も聞こえてきました。
今年はこの時期に確認されるエゾビタキの姿がまだ見られていません。エゾビタキが好むクマノミズキの実が全く実っていないのも原因かもしれません。
それでも、鳥たちの渡りは進んでいます。これからの鳥たちとの出会いが楽しみです。