蒸し暑い朝に、真っ黒なトンボを見つけました。
ゆっくりとフワフワと飛ぶ姿はチョウの様。このトンボはハグロトンボ。名前の通り翅が真っ黒なのが特徴です。
しばらくして地面に降りたところを見ていると、時折ゆっくり翅を開いては閉じる動作を繰り返していました。
トンボがとまった場所はちょうど陽の光が当たり、翅の表面がキラキラとオレンジ色に輝いていました。
ハグロトンボは本来、河川に生息するトンボですが、成熟するまでは林の中で生活しています。小鳥の森は阿武隈川が近いので、おそらくそこからやって来たのでしょう。他にもコオニヤンマやコヤマトンボなど、川からやって来るトンボが見られることがあります。