2月10日(土)に「花炭体験」を行いました。花炭とは木の実や葉、花などをそのままの形で炭化させた炭の一種です。茶の湯の世界では、見た目が優雅なため「飾り炭」とも呼ばれています。
体験はまず、花炭にしたいものを森の中から持ち出すことから始めました。枝や、厚めの葉、枯れた花など選んだものは人それぞれ。缶の中には事前に用意していたマツボックリとクヌギのドングリも加えました。
選んだものは花炭作成用の缶に入れました。その後、事前に起こしておいた焚火の上に密閉した缶を置き火入れスタート。
火入れをしている間に竹を用いて花炭を入れる器を作りました。縦に二つに割り、竹の節と節を利用した皿状のものや、横に輪切りにしたコップのようなものを作成しました。
その後、レクチャーや実際に炭焼き窯などを見学して森と炭焼きの繋がりを学びました。
程よく時間が経ったころ、火から缶を下ろし中身を確認してみると、全ての缶で花炭が成功していました。
つくった竹の器に花炭を盛り付けると風情のあるオリジナルの作品が完成しました。
※今回イベントで植物を採集しましたが通常、小鳥の森では動植物の採集は禁止しております。