小鳥の森では1日を通してセミの声が響くようになりました。
園内で最初に羽化を始めるのはニイニイゼミです。6月の下旬から観察できます。コースを散策すると、柵や木の根元の低い位置で泥だらけの抜け殻を目にします。
大きさは1cmほど。見つけた場所の近くには他にも2つのニイニイゼミの抜け殻がありました。
この他にもアブラゼミの抜け殻もありました。
森の中ではたくさんのセミが羽化に成功して成虫になっています。が、中には殻から出られず失敗してしまう個体も。
今年の夏も、土の中で何年もの期間を過ごし、満を持して大人になった猛者たちが力強く命をつないでいます。
抜け殻は懸命な成長の証しなのですね。