噛みシメる冬の厳しさ

噛みシメる冬の厳しさ

園内は久々の雪になりました。寒さの影響かは分かりませんが、この日、十羽ほどのアトリの群れをネイチャーセンター周辺で確認することができました。

アトリ

さらに木の上で枝の途中にむっくりとしたシルエットを発見。

その正体はシメでした。枝先に付いている冬芽を食べていました。

冬芽を食べるシメ

双眼鏡でしばらく観察を続けると、自分の周りにある冬芽をおおかた食べてしまった様子。少し動けば届く距離にある冬芽。体を伸ばせば届きそう…。でも動くのが億劫なのか、じっとその場にとどまっていました。

また、シメは嘴(くちばし)がとても丈夫。根元が太く頑丈な為、種や木の実を簡単に割って食べることができます。噛みしめる力は約30㎏にもなるそうです。

小さな体に反して大きな力。これぞ厳しい冬を乗り越えるための、シメの底力なのかもしれません。

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