福島市飯坂町にある西根神社では毎年1月と4月（5月の年もある）に「うそかえ祭」が行われています。
1月のお祭りは今年の間に身の回りに起こる悪い出来事を「嘘」にかえてしまう鷽（うそどり）に縁起を求めて行います。
福島市ではこのお祭りが有名なだけあってか、身近に見られる野鳥ではないにも関わらずウソは比較的知名度が高い野鳥です。
さて、そんなウソですが、小鳥の森では例年2月以降に確認されることが多いのですが、今季の初確認は11月11日。これまで声が聞こえることは何度かありましたが、なかなか姿を見る機会はありませんでした。
先日、森を歩いているとリョウブにウソの群れの姿が見えました。
全部で10羽ほどいたでしょうか。
しかし、よく見てみるとほとんどが亜種アカウソでした。特徴は尾羽下面の白い軸斑。
「真っ赤なウソ」とまではいかないものの名前通りウソよりも広範囲に腹面までうっすらと紅色が広がっていました。
園内にはウソが好きなリョウブがたくさん自生しているので、リョウブの実が残っているところは注意して見てみてください。