12月の中旬にもなると常緑樹以外の木々の葉は枯れ落ちます。幹と枝だけになった森の中では、春夏より野鳥の観察がしやすくなるのが醍醐味。
小鳥の森に多く自生するコナラの木は、夏に樹液を出し多くの昆虫が集まる木として知られています。この樹液。冬になると凍ることを防ぐために糖度が上がります。
園内を散策中に野鳥たちの混群を発見。その中のメジロが数羽、コナラの幹にとまっている姿を見つけました。
どうやら樹液を舐めているようです。少しの時間に3羽のメジロが樹液の周辺に集まっては、しばらく留まっていました。
普段は雑食のメジロですが花の蜜などの甘いエサが好物です。やはりエサの少ない冬季の今、甘さを増した樹液には目がなかったのでしょうか。