朝の小鳥の森。園内には朝日が差し込んで凍った霜に覆われた樹皮や常緑の葉の表面、そして吐く息さえもキラキラして見えます。
そんな寒い朝、シジュウカラの小径の笹やぶから、何やらカサカサと音が聞こえてきました。シジュウカラが、落ち葉や下枝を行ったり来たりする姿。小さな冬芽や地面に落ちた実や種などを食べているようでした。
木立の中では、小さく軽い音がこだましていました。横に伸びる枝の真下にしがみつくコゲラ。重力を無視していますね。逆さのままするすると移動しては、虫を探して「ココココッ…」。静かな森に音を響かせていました。
ヤマガラは地面に降りて木の根元をカサカサ。大きな木の実を見つけたようで、枝の上に移動してからつついて食べていました。
朝は小鳥たちがエサを求めて森の中を動き回り、よく鳴きます。この日もたくさんの野鳥がエサを探す姿を観察することができました。