※今回は「中学生ドリームアップ事業」で小鳥の森に職業体験に来てくれた中学生たちが書いてくれました。
上の写真の昆虫は「ツマグロオオヨコバイ」と言います。別名「バナナ虫」とも呼ばれ、とても美味しそうな名前をしています。
体長は13mmほどで、クワやキイチゴなどに寄生しています。特徴は黄色い体に頭部の黒いドット柄。翅先は黒くなっています。
小鳥の森は昆虫以外にも植物、鳥類なども季節で楽しむことができます。来園された方もされてない方も、ぜひ福島市小鳥の森の自然をお楽しみください。
シジュウカラの小径には様々な木の実があります。その中から「ナツハゼ」を紹介します。
ナツハゼの木の実は熟すと黒色をします。
試しに指で潰してみると果実から薄いピンク色の液が。見た目はイチゴジャムに似ていました。皮も潰すと先に出た色より濃い色の液が出ました。乾くとしばらくのあいだ赤い色が手に残っていました。
ナツハゼは5月頃に花を咲かせます。花は枝先に多く付き、下向きに花を咲かせます。
花の時期は過ぎてしましましたが、シジュウカラの小径を探検して見つけた時には写真に撮ってみてください。
シジュウカラの小径を歩いているとスズメバチに遭遇。しばらく自分の周りを飛び回っていました。刺されてしまうのではないかと思いとても怖かったですが、どこかへ飛んで行ってしまいました。
途中、木から樹液が染み出している場所がありました。クワガタなどがいるかもしれないと思い近づいたらスズメバチが2匹いました。ビックリしましたが、静かにその場所から離れました。その他にもクワガタやバッタなどのたくさんの生き物がいて、とてもワクワクしました。
シジュウカラの小径に入ってすぐの木にコクワガタを見つけました。
手に持ってみると元気よく動いていました。観察できて良かったです。
また、オンブバッタなどのバッタがいました。草むらを歩く度にバッタが飛び出してきました。草と同じ色をしていてどこにいるのかも分からないので、踏まないかヒヤヒヤしました。
※小鳥の森では普段、動植物の採集を禁止しています。
(文・写真 「中学生ドリームアップ事業」で職業体験に来てくれた中学生のみなさん)