ネイチャーセンターやシジュウカラの小径0番の周辺でドクダミが花を咲かせ始めました。場所によってはまだつぼみの株もあります。
一見すると花びらに見える4枚の白い部分。実際は「総苞片(そうほうへん)」といって、花を保護する特殊な形の葉。本当の花は真ん中にあるトウモロコシのような形の「花穂(かほ)」と呼ばれる黄色い部分。大きな白い葉が花を目立たせているのです。
ドクダミは日陰や湿った場所を好みます。道端や空き地などの身近な場所でも観察することができますよ。
また、ドクダミと同じような場所に生えるヘビイチゴ。「人が食べずにヘビが食べる」が名前の由来の一つですが、実際は肉食のヘビは食べません。
鮮やかな赤がとてもきれいで目立つため、鳥や哺乳類が食べます。フンと一緒にタネを遠くへ運んでもらうんですね。
青々とした木々の緑が目を引きますが、足元の植物たちも工夫をこらして彩り豊かに目立っていますよ。