新緑の森を歩いていると、足元にむらさき色の花が目立つようになりました。小鳥の森では14種類ものスミレの仲間が確認されていますが、そのうちよく見られる種類はマキノスミレ、タチツボスミレ、ナガハシスミレの3種類。
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マキノスミレの花は濃紫色のものが多く、葉の形が細長く先端が尖っています。葉の裏面は紫色です。
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タチツボスミレは、数本から数十本の茎を伸ばして花をつけます。葉は薄くハート型なのが特徴です。
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ナガハシスミレは、花の後ろに花びらより長い「距(きょ)」と呼ばれる部分があるのが特徴です。距の部分が天狗の鼻にも見えることから、別名「テングスミレ」とも呼ばれています。
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また、イカリソウも咲き始め、草花が生き生きとする季節となりました。花の形が船の碇の様にも見えることが名前の由来になっています。うららかな春の散策中に春の花をぜひ探してみてください。